Ellie K

コスメとアメリカ

トランプが大統領になった日のアメリカ在住国際カップルの朝と夜

スポンサーリンク

選挙の日はずっとテレビの前にいました。州の統計が終わる度にアメリカの東側から結果が発表されていくのを見ていました。 

トランプが大統領になった日。国際結婚した夫婦の朝

夫がアメリカ時間朝4時に起きました。

"トランプが大統領だよ"

寝ている私に話しかけてきました。

 

しかし私はいつも夫に言ってるんです。私が寝てるときに話しかけるのは馬と話すことと一緒ですよと。

だけど夫は喋り続ける。ワオ。。。トランプがアメリカの大統領 と私に言っている。

 

ね む い

  

朝6時に夫がまた起きた。

トランプが大統領だよ と私に言っている。寝ていた私は"No, no...."としか言わなかったそう。ちゃんと起きたら夫はもうニュースを観ていた。

選挙の日に夜遅くまでテレビに出ていたCNNのキャスターがまだテレビに出ていた。WolfとJohn King というアンカーだ。彼らは寝たんだろうか。気になった。

私も見ながらヒラリーがワイオミング州を訪れていたら、とか,ペンシルベニア州をもしヒラリーが取っていたら、とかCNNのジョンキングが統計で言っていたことを思い出していた。

 

恐る恐るチェックしてみるとフェイスブックはいろんな友達のポストでいっぱいだった。

クラスメイトだったアレックスは

"どうやら俺がいつか結婚できる権利はなくなるみたいだな。"


"これを読んでる君がトランプに投票したのなら、俺を友達リストから外してほしい。ありがとう。"

と書いた。

 

彼女と最近結婚したエリンはいくつもの投稿をしている。

"私、泣いているわ"

 

トランプが大統領となった日の夜にみたものを書き残す

その夜、フェイスブックでプロテストの中にいる友達がスマホをライブ撮影モードにする度にNotificationが来た。

カメラの位置は大勢の人のど真ん中。ニューヨークでトランプタワーに向けてプロテストをする人たちを映してくれてる。そのライブ映像を見てまるでそこにいるかのような錯覚に陥ったため書き残そうと思った。

 

大勢の人がトランプタワーに向かってHe is not my president 彼は私の大統領じゃないと叫んでいる。

掛け声はやがてWe reject a president elect 大統領選挙を拒否するに変わった。 

プラカードにはShe got more votes ヒラリーがより投票を得たと書いてある。 

人種差別者!性差別主義者!女の子が叫んでいる。

 

NY hates you

ニューヨークはお前が嫌いだ

この大勢の人たちは、14ストリートのユニオンスクエアから始まり5th/53ストリート駅近くのトランプタワーまで来た人たちだ。元クラスメイトのリリーが行くと言っていたプロテストだ。 この中にいるんだろうか。

 

Not my president 掛け声が大統領じゃないに変わった。

get the fuck out of there出てこいよ‼︎トランプタワーに向かって誰かが叫ぶ。


black lives matter 黒人の命は大切だ

Muslim lives matter ムスリムの命は大切だ

refugees lives matter 難民の命は大切だ


faciam sucksファシズムは最低だ 新しいプラカードを発見。

fire himトランプをクビにしろと誰かが叫ぶ。
と、警察によるシャットダウンが映像に入り込んできた。人々のブーミングが止まらない。

Fuck you Trumpと書かれたカードが高く上げられた。

 

映像のコメントが見れる。

 "これ、ユニオンスクエアで集まってたやつ?"
"そうそう"
"ワオ、2時間以上もやってるのか"
"気温は38度"

 これからはずっとこうなる。夫が言う。

 

これからはこうなるんだ。

 

シアトルでもプロテストがあるそうだ。調べるといや、プロテストはカリフォルニア、オレゴン、シカゴ、もっとある。マンハッタンに住むパムがプロテストのせいで眠れないという。睡眠が必要だとフェイスブックにも書かれている。

 

忙しい日だったから最後にコメディアンのジョークで締めくくる。

 

 コメディアンがオバマを含んだ過去の大統領たちの写真を見る。トランプも加えられている。

そして視聴者に語りかけた。

 

「この中に1人だけ他と違う大統領がいます。もしあなたがそれは黒人だからオバマだと答えたならあなたは多分トランプに投票したのでしょう」

 

笑った

f:id:EllieK:20161111053332j:plain