リアルすぎて大丈夫かな…?私の5年間のアメリカ留学を振り返ってみました。
スポンサーリンク
今日は私のリアルな留学を振り返りたいと思います。
わたしは留学生のとき他の留学生の経験談を聞くのが好きでした。
彼らがやってきたことを聞くのも面白いし、話を聞いて自分は何をできるかを考えるのが好きだった。
ということでいきます。
留学一年目
- 自分の夢が動きはじめている感覚
- 焦っている気持ち
- できるかなという不安
英語が出来なくて毎日怖かったです笑
英語が下手で恥かいてばっかりだったから何かしに行く度に怖いんだけどアメリカで英語を話さないという選択は留学生にはありません。
英語を聞いても分からないので私はひたすら喋っていた1年でした。
喋る内容も必死で前の晩に勉強して次の日喋るみたいな。
覚えても覚えても英語力が伸びない気がするのが1年目。
中には本当に優しいアメリカ人もいて、結局留学1年目に知り合った人たちは5年後日本に帰るころには5年の付き合いの友達でした。
英語ができない留学生と仲良くなるアメリカ人ってホントに良い奴らばっかり。
中には変な人もいっぱいいたけど、英語が出来ないと変な人と話してることも気付かないから留学生は気をつけてくださいね。
留学二年目
- できるようになってきたことを知ってる感覚
- やっぱりまだ焦ってる
- できなかったことに対する不安
1年目はアメリカで自分が何が出来るか分からない真っ白な状態。
2年目は1年目で自分がどれぐらいできたかを自分が一番知ってるからそれが自信となるか不安に変わるかはそれぞれの1年目の努力次第。
でも、留学生の多くはがむしゃらに頑張ってるから大丈夫。
2年目はまだ1年目の涙を覚えてるから自分の中でも「まだ伸びるまだできる」と分かってる時期。だからまだ英語力が伸びる。
私の2年目を一言で表すと「社交」だった。1年目より少しは英語は上達してるから恐れがなく誰とでも喋ってたら自分の部屋で昼寝してたら誘拐されるくらい部屋に人が来るようになった。
授業でも発言できるようになって自分の論文のレベルも上がったのに気付いた2年目。
1年目はこうなると予想もしていなかった2年目だった。
留学三年目
- できることがいっぱい数えられる感覚
- まだできると焦ってる
- できるであろうことに対する不安
3年目は、留学生の中で頑張らないやつと頑張ってきたやつに無情に差ができる。
3年目にもなると本当に頑張ってる留学生と本当に頑張れない留学生どっちも見てると思う。まあ、頑張れない留学生も面白い人たちがいるから私は好きだった。
なんで頑張れない留学生のことを書いてるかというと、もし大学留学だったら3年目から授業が本当に難しくなる。
英語力は3年分培ってきたものがあるのに、勉強している内容が難しくなるからインプットの量は一番多かった年だった。
もう英語力どうこう言ってられない。知識を吸収しないと授業でも発言できない。
せっかく英語で論文書くの早くなったのに、量は増えるし内容は難しくなるしで1年目と同じくらい授業で苦しんだ。
1学期20単位取ろうとしたけど、自分のリミットを知った年。
だから頑張れない留学生の話をした。ここで1〜2年目のノリでやってたら大学卒業できないことに私も気付いたから、これを読んでる人にも気付いてほしい。
留学四年目
- できることがいっぱいあって、できないことを忘れる感覚
- ここからどこへ行けばいいか焦ってる
- できたであろうことに対する不安
留学4年目は最強だった。自分で初めてアメリカでアパートを借りた。
スタジオアパートメントだけど天井がものすごい高くて音楽が小さく聞こえる部屋だった。だからもっと音量上げてパーティをした。
留学1年目は寮にいるから友達ができるわけであって、アパートに暮らし始めたら孤立するんじゃないかってずっと思ってたけど、「数年の寮生活をしてたら心底アパートに住みたくなる」と言っていた先輩の気持ちが分かった。
留学1年目なんてアパートなんてどうやって借りればいいか分からないwとか思ってたのに、4年目もなれば余裕。
もはや大学じゃなくてこれからのことを考えたいのに授業は未だに難しい。
3年目頑張ってもまだ難しい授業が残っていた。
4年目はずっっっっっとアメリカ人と一緒にいた。
彼らと宿題やってるとネイティブの宿題終わらす早さに驚いて自分はやはり留学生であると思い知らされた。
留学五年目
- できることをやる、という感覚
- 今まで気づけなかったことに気づいて焦ってる
- できることあるかなという不安
5年の学生ビザが切れるまでいたアメリカ。本当に自分は恵まれていると思う。
5年目は授業以外に大学の新聞に記事を1年書き続けた。ミーティングも行った。
「留学生の為のコラム」を担当して、留学の先輩として他の留学生にアドバイスを送ったり、留学生を紹介する為にインタビューをしたりして本当に楽しい活動だった。今のブログの原点。
もう英語の電話なんて余裕だった。ピザのデリバリーもアメリカ人の前で私が電話して「ドリンク何にする?」だった。
ただ、このときには慣れ過ぎて自分の行動もパターン化していたと思う。
英語の問題よりもアメリカの文化を知らなくて話が通じないことのほうが5年目は問題だと思った。そういうことで他のアメリカ人といても違いを感じた。
ていうかごめん5年目は、日本に帰ったら今の夫と遠距離になってしまうってことで頭がいっぱいだった。
留学生活まとめ
主観的に見ている感覚と
客観的に分析している現在。
過去から生じる未来への危惧。
始まって、閉じて行くようでまた開いて行くそんな経験。
1年がたつといっつも3つのことを同時に感じていた。
他の留学生はどう感じていたのか、私は留学生をインタビューしていたから未だに気になる。
留学は私にとっていつも「次はどこへ行こうか」と考えている期間でした。
休暇のたびに、1年が終わるたびに
「次はどこに住もうか」
「次はどこに旅行しに行こうか」
「次に日本いつ帰ろうか」
そんなことを考えていた。
理由は、留学してて寮に入っている人は分かると思うけど寮って休み中は出てかなきゃいけなかったりするんだよね。
あとは1年ごとにも寮を出て行かなきゃいけないからいつも住む場所が変わる。
私が全くおススメしないホームステイしている人もちょこちょこホストファミリー変わったりするし。
留学中は家のある日本に帰ってもほんの数ヶ月の滞在でまたアメリカ帰る生活だし。
いつも移動していて自分の拠点が定まらない。
アメリカでは自分は外国人なのに、日本にいると自分はバイリンガルでかっこいいと言われるのが奇妙だった。2つの国で2つの自分が存在した。
だから留学生は宙ぶらりんな存在だと思った。
アイデンティティクライシスも起きる起きる。だけど私はそれを論文のネタにした。
留学期間はアメリカが自分の居場所だった。5年もいると現地の友達も恋人もできるから、ほんとうにアメリカから離れるのが辛かった。
んで、これを読んでる人に伝えたいんだけど
この留学をした女は高校のとき英語赤点ね。
全然すごくないから。希望はある。
こちらもどうぞ。